ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2020.2.1 14:40

『慰安婦』届きました。

小林よしのり先生の『慰安婦』、手元に届きました。
まだ全体を眺めているだけなのですが、
そもそも慰安婦問題がどのように発生して、
どのような空気のなかで広がっていき、
その間の世間の様子と小林先生の戦いの経過、
どんな証言があったのか、
知っておくべき貴重な史料などが

とてもわかりやすく時系列に整理されていて、
みっしりと密度の濃い、重量感のある一冊だと感じます。
それでいて、表紙がピンクで「こわカワイイ」感じがすごい。
時間をかけて隅々までじっくりと読み倒したいと思います。

私のコラム「風俗で働く女性は“搾取”されているのか?」も
収録されています。
私は、自分のような体験は、どこまで笑いに反転させるかしか
ない
という感覚があったのですが、自分の姿勢と視野、勉強次第で、
こういう
テーマに編み込んで役立てることもできると気が付き、
個人的に非常にありがたく思っています。

**

昨夜はかなり久しぶりに新宿の店へ音楽をかけに行った。
以前はそこで深夜2~3時まで働いて環境に慣れていたのだけど、
今はタバコの煙が完全にダメになっていて、首が締まるような感覚が
おさまらなくてきつかった。
でも、随分会っていなかった人たちと話せて良かった。

話をしていて、伊藤詩織さんの事件について
「刑事裁判で無罪になったけど、民事裁判でひっくり返った」
という
風に勘違いしている人が実は多いのかもしれないと思った。
あれは逮捕状が握りつぶされていて、刑事裁判は行われていないよと
説明したら驚いていて、
「それってすごい大問題だと思うけど、報道が少ないんじゃないか」
という声があがった。

コロナウイルスのおかげで外資系の〇〇会社は儲かっているとか、
株を運用する金持ち連中は、この騒ぎでこれから△△の会社が
値上がりするとわかっているからニンマリしてるとか、
そういや中国で生きた蛇の皮をはいだ刺身を食ったことがあるとか、
ああ、こういう猥雑な環境ならではの会話に毎晩付き合ってたなと
思い出したりもした。
まあいろんな場所でいろんな経験をしてきているなと自分で思う。
うまく昇華させたい。
いつ死ぬかわからないし、真剣にやっていこう。
ふざけるときも真剣に。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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